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「アリ地獄天国(仮)」 制作費用 5次・6次カンパ集約

長編ドキュメンタリー映画「アリ地獄天国(仮)」制作費用カンパを

2016年2月からお願いしてまいりました。

2018年5月までのカンパ会計報告を行います。

2018年1月に報告する予定でしたが
遅くなってしまい申し訳ありません。

 

●第5次集約 

2017年6月7日〜8月31日

個人カンパ数 16

合計金額  143,000円

 

●第6次集約 

2017年9月8日〜2018年1月31日(締切後寄せられたカンパ含む。5月31日現在)

個人カンパ数 20

団体カンパ数  6

合計金額  408,121円

 

●第5次・第6次カンパ合計 551,121円

●第3次・第4次カンパ合計 552,439円

●第1次・第2次カンパ合計 628,100円

総計 1,731,660円

 

これまで、お預かりしたカンパは

・カンパ呼びかけチラシ印刷費

・イベントプレゼント用クリアファイル制作費

・取材用ビデオカメラ(中古民生機 キヤノンiVIS HF M41)

・ビデオカメラバッテリー

・編集用PC部品(内蔵HDD、電源ユニット)

・取材交通費

・上映及び配布用DVD、ブルーレイ制作

等に活用させていただきました。

 

皆さまのあたたかいカンパのおかげで、

取材が継続できております。

誠にありがとうございます。

 

2018年2月13日に、争議が和解しましたので

現在は、追加取材と編集作業に入っております。

仕上げ後、場合によっては
今後カンパを再開させていただくことも考えております。

その際は、こちらでお知らせします。

引き続き、よろしくお願い致します。

埼玉県鶴ヶ島市議会へ「暴力事件」について取材しました

写真は、鶴ヶ島市役所(同市議会も同建物内にある)ウィキペディアより転載

 

2018年5月の行政調査新聞社のウェブサイトに掲載された

鶴ヶ島市議会に関する3本の記事。
(以下、それぞれ記事のPDFにリンクします)
鶴ヶ島市議による「飲酒」暴力事件!!!
鶴ヶ島市議による「飲酒」暴力事件!!! 『金泉婦貴子 鶴ヶ島市議会議長 への取材』
本紙既報の飲酒暴力事件(鶴ヶ島市議会 内野嘉広市議による) ― 総 括 ―

私はこの記事に、大変驚いた。

酒の席での出来事であったとはいえ、現役の市議会議員による暴力事件が発生したのだ。
民主主義社会を否定する重大な事件にも関わらず、議会での報告も一切なく、
市民に公表されていなかった事実も重い。
事件は読者の投稿によって発覚したもので、発生から1年以上も経過しているという。

奇しくも5月29日より市議会が始まるが、記事での事件について
報告や議論が行われるのだろうか不明だった。
市議会開催の前日27日、行政調査新聞社へコンタクトを取り、
議会の各会派に直接会って話をできないかと、無理を承知でお願いしてみた。

5月28日月曜日、午前11時過ぎに鶴ヶ島市議会へ向かうと応接室へ通された。
急なお願いであったにも関わらず、金泉婦貴子市議会議長をはじめ、
藤原建志議員(新政クラブ)、大曽根英明議員(大空・つるがしま未来)、
五伝木隆幸議員(公明党)、太田忠芳議員(日本共産党)に集まっていただいた。
議員の皆さまには、改めてここで感謝の意を表したい。

映像での取材を申し出たが、急な要請であることを理由に丁重に断られた。
したがって今回は、文章で報告をさせていただくことにする。

主な質問事項は、次の2点だ。

1)内野嘉広議員の暴力事件を知っていたか否か
2)会派として、または議会として、今後どうする予定なのか


特に事件当事者の会派と元会派の方には、細かく質問をさせていただいた。
まずは、事件とは直接関係のない会派からお話を伺った。

五伝木隆幸 議員(公明党)
行政調査新聞社から文章が送られてくるまで、事件については全くわからなかった。
行政調査新聞社のネットで流れていたのは知っていたが、
あくまでもインターネット上での情報ですから、
100%ウラをとっているものではないですし。
鶴ヶ島市議員のことが書かれているなという程度の認識です。
ここへ来るまで、会派の中で話し合いをしたことはありません。
少なくとも当事者から何の報告もない現状ですので、
明日からの議会ではどうなるか、わかりません。

太田忠芳 議員(日本共産党)
行政調査新聞社から送られてきた文書で知りました。現在は、事実が確認できていません。
加害者である内野議員と、被害者である出雲議員の話を聞きたいと考えています。
議会としては、事実を取り上げ、謝罪していただきたい。
本議会で、議題として取り上げるべきものなのかは現時点では不明なことが多いが、
私個人としては、追及していただきたいと考えている。

次に、内野議員と出雲議員が以前所属していた会派・新政クラブに答えていただいた。

藤原建志 議員(新政クラブ)
彼らとは同じ会派にいた訳ですから、この事件の事実関係も共有しています。
我々の会派から出られるまでは、みんなで話し合って、彼ら2人のためには、
どうすべきかと話す中で会派を出て行かれたのであって。
出て行かれるまでは、すべて共有しています。

Q 出ていく理由としては、暴力事件のことが影響しているのですか?
それもあるが、政治的な姿勢が当然あったと思う。
意見の違った部分で出ていただいて、新しい会派をつくるならやってもらいたい。
それで良かったと思っている。我々の会派を出られる前までは、
全員一致の考え方で、この事件についてどうすべきか考えてきた。
会派を出られたあとのことは、我々の関知することではない。

Q 会派は違えど、同じ市議会にいらっしゃるわけですから。
もう少し追及していただきたいなと思うのですが?
・・・・。(無返答)

Q 議会としては、お二人から事件について話をきいてから、ということですか?
そこからだと思いますよ。実際に全協(全員協議会)で質問するという議員もいますから。
全協の中で、鶴ヶ島市議会がどういうスタンスでやるのか。
それによって、みなさん考え方が変わってくるのか。しょうがないと思われるのか。
出ると思いますよ。その後に決まることだと思います。

大曽根英明 議員(大空・つるがしま未来)
Q 記事の上ではご自宅の事件だと?
現場にいた私としては、最初はワイワイ楽しく酒を飲んでいたのですが。
若い2人ですから、意見のズレとか、売り言葉に買い言葉もあって・・・。
殴り倒すということではなかった。暴力はいけないと、再三注意もしました。

新しい会派(大空・つるがしま未来)を5人で組んだときにも、この問題は議論しました。
(加害者の)内野議員と(被害者の)出雲議員が所属しているわけですから、
2人からは「この件に関しましてはご迷惑をお掛けしております。
大いに反省しておりますので、今後ご指導はお願いします」という挨拶はありました。

この発言から、暴力事件は実際に起こったことだったと
私は確信した。

Q 謝罪は受け取ったとの解釈ですか?公表しなくてよいのでしょうか?
当人同士で、示談していますから
「対外的にオレたち事件を起こしちゃった」と
公表するのは一般的ではないと思います。
ですから、公表することもなかったのでしょう。
加害者と被害者が一緒に会派を組み、事件を知っている人に対しては
謝罪を受けましたので、今後も「気を付けろ」と、
会派の中で一生懸命指導しているところです。

Q 会派の中では謝罪があったが、対外的には伝える必要はないと?
事件になっていれば別ですけれども、お互い話が済んでいるわけですから。
もちろん当人が、新たに公表する必要性を感じなかったんでしょう。
私も同様だと思います。

Q 事件になっていないから、暴力沙汰が発生してもいい?
そうではないですけれども。言い返せば、本人たちにとっては恥ですから。
大いに反社会的な行為ですから。

Q 恥であっても、ちゃんと正していかないといけないのでは?
正しています。これから指導はしていきますし。
二度と暴力行為には及ばないように。徹底的に。
人間としてはそれ以前の問題だと思いますけどね。
我々会派の中で改めて指導する次元のものではなく、
本来だったら、わかっていなければならない常識のことだと思う。

Q 本議会で、この事件について会派の中から意見や経過報告を出される予定は?
会派の中で話はしていないですけれど、
2人からは、この件に関しましては「ご迷惑をお掛けしております」と。
2人は大いに反省していると報告があったので、
(本議会の中では)おそらく報告しないと思います。

金泉婦貴子 市議会議長(新政クラブ)
今回の一連の(行政調査新聞の)取材で、事実を述べました。
本人たちはその時点では、一時的に酒の勢いで暴力行為に及んだけれども、
冷静になってみれば、大変なことをしたと、おそらく感じていらっしゃると思います。
今回、記事になって公になった時点で、どうするかというお話だと思うのですが、
改めて議会の中で、各会派で一回持ち寄ってもらって、話し合いをしていただくと。
そこからのスタートになるのかなと。
みなさんのご意見を聞いた中で、鶴ヶ島の議会として
どういう風な方向性を持っていくかというのは、これからのことだと、私は考えております。

Q 本日は急な要請にも関わらず、お集まりいただきありがとうございました。
各会派に持ち寄って、話し合っていただけるというお約束をしていただけると
いうことでよろしいでしょか?

しばらく沈黙が続いたあと、
藤原建志議員(新政クラブ)が答えてくれた。

藤原建志 議員(新政クラブ)
いつも話をちゃんとしています。当時の我々の会派にいた人たちだから。
たぶん、全員同じ考え方だと思います。

その他の議員は、うなずくこともなく無言だったが、
まさか会派に持ち寄って、何も話をしないことはありえないだろう。
そう思いながら、鶴ヶ島市議会をあとにした。

5月31日にリリースされた行政調査新聞の記事(PDFへリンク)によると
5月29日、鶴ヶ島議会本会議前の全員協議会において
内野市議が、今回問題となっている
暴力行為について初めて公式に謝罪したようである。

しかし、鶴ヶ島市市民へは、事件詳細に関する公式発表は
現在のところ行われていないようだ。

このまま、この事件は幕引きになってしまうのか。
鶴ヶ島市には一切関わりのない私も、取材したことが縁で
今後、この動きに注目していきたい。

 
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