スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

靖国

(C)2007 Dragon Films Inc
(C)2007 Dragon Films Inc
映画「靖国」公式サイト

近年、稀なくらい大変話題になった映画「靖国」。
観に行く時間がなかったのもあるが、
観るならやっぱりこの日に、と思っていたのが
8月15日。
なので、仕事も兼ねて行ってきました。

観た劇場は、横浜・黄金町のジャック&ベティ
実は、10月から私の制作したドキュメンタリー映画
「フツーの仕事がしたい」も、ここで上映してもらえるのだ。

もぎり場の番をされていたのは、支配人の方KJさん。
ご挨拶をして、先日作った予告編テープを、お渡しして中へ。

沢山の予告編が流れる。
「いま ここにある風景」「休暇」など
社会派なドキュメンタリーや、劇映画の予告が多い印象。
私の作品担当の方KBさんが、
「ウチでは、かっちりした作品が人気なんですよ」と
おっしゃっていたが、驚くほどキリリとしたラインナップ。
東京ではバラバラな土地でやっている作品でも、
ここなら、まとめてみれるような気がした。
横浜の人にとっては、素晴らしい存在の劇場なんだなぁと思った。
自宅からは遠いが、事務所からは近いので
ちょくちょく利用したいなとも思った。

肝心の映画「靖国」の感想。
いろんな方面から評判を聞いていたが、
私は素直に映画として楽しめた。
構成も、すんなりと入ってくる作りだった。

靖国境内での撮影は、監督自身なのかな?
お世辞にも、うまい撮影ではなかったので
カメラワークや音声が、やたら気になる箇所も正直あったが
伝えたいことが、よく判って興味深かった。

刀匠の方の、刀をつくり上げる画がやはり印象的。
真っ赤に燃えている鉄が、刀になっていく。
鉄を叩く音が、やたらと耳に残る。
刀、それはやはり、人を殺す道具そのものだ。
殺すために、うまれてくる道具。作られる道具。
のどがやたらと渇く感じがする。
胸の奥に、ずぅんと痛みを感じる。
心地いいものではない。

靖国神社の存在を、どのように考える方がみても
楽しめるか?といえば、よくわからないけど
靖国神社がどんな存在なのか、考えたこともない人には
これ以上の「入り口」はないと思う。
気分が晴れる映画ではないが、やはり観ておくべきだと思う。

観終わって会場を出ようとおもったら、
担当のKBさんと出口でバッタリ。
上映イベントや、宣伝についてちょっと話しました。
10月周辺は、「蟹工船」や「女工哀歌」など
労働問題映画特集となるそう。
私の「フツーの仕事がしたい」は
作品のラインナップ中、一番新しい作品。
しかも舞台は横浜も含む、首都圏だ。頑張らねば!!

同じ上映でも、面白いものにしたいから
私も出来ることは、どんどんやりたいなと思っている。

「フツーの仕事がしたい」予告編



私が監督を務めました
ドキュメンタリー映画「フツーの仕事がしたい」。
繰りかえし申し上げているので恐縮ですが、
2008年10月から首都圏にて劇場公開されます。
詳細はこちら
命懸けてます!応援、よろしくお願いします拍手

1