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レア映像観れます

2003年から現在まで、映像制作でお世話になっている
全日本建設運輸連帯労働組合
ホームページがリニューアルしました。
僕が制作に関わった、レア映像が無料で観れます。
トップページの左側やや下にある、
ビデオカメラの絵をクリックすると
動画ページに入れます。
是非ご覧ください。

普段はあまりやらない、大きなテロップを使った
ハデ目な演出もしております。
ネット配信や屋外での上映を視野に入れての演出ですね。


走る生コン車「われら生コン労働者」より

劇場公開決定!「フツーの仕事がしたい」

フツーの仕事がしたい・ロゴ

つ、ついに、このお知らせが出来て嬉しい限りです。
2008年10月より、首都圏で「フツーの仕事がしたい」が劇場公開されます。
東京・東中野の映画館ポレポレ東中野と、
横浜・黄金町の映画館シネマ ジャック&ベティにて。
日程詳細については、随時こちらにて、お知らせさせていただきます。

これまで、応援していただいた皆様
ありがとうございます。
そして、これからもよろしくお願い致します。
・・・・というのも、現在、他府県の劇場様とも
交渉を進めているところなのです。

正直なところ、上映宣伝に向けての
宣伝費というものが、ぶっちゃけ50〜60万はかかります。
こちらで、上映のカンパも受け付けております。
カンパいただいた方は、作品のエンドロールで
御名前をクレジットさせていただきます。
尚、作業の都合上
クレジット挿入は、2008年7月末までとさせていただきます。

皆様のお力で、「フツーの仕事がしたい」を
育てていただければ幸いです。
よろしくお願い致します!ね拍手

2008年の「蟹工船」

新潮文庫の「蟹工船」が売れているらしい。
電車の中吊り広告で、新刊の紹介と並んで
紹介されているのをみたことがあるから、
相当なものだろう。
アマゾンのランクでも、70位だ。(2008年7月5日現在)
信じられない現象・・・。かつて文学の古典で、このような売れ方が
あったのだろうか。
少なくとも、私には思い出せない。

このブログでも、以前にマンガ版の感想を記してきたが
原文が沢山の人に再発見、再読されているのは
スゴイことだ。
いろいろ議論はあるだろうけど。

新潮文庫やマンガで「蟹工船」に触れた方に
オススメしたいのが、本著「私たちはいかに蟹工船を読んだか」。
若い人たちが「蟹工船」を読んで、綴られたエッセー集だ。
これこそが現代の「蟹工船」で懸命に生きている人々の姿だ。
まさにリアル「蟹工船」。2008年の「蟹工船」。
本年度の出版物では、素晴らしく評価されるべきだと思う。
実際、重版が続いているとか。
(個人的には、大賞を受賞した方が知り合いだったのには
ちょっと驚きましたけど・・・。もちろん、素晴らしい文章でした!)

ちなみに、私が監督したドキュメンタリー映画「フツーの仕事がしたい」も
新聞報道で、現代版「蟹工船」と記され
話題になっています。(まるで宣伝ですね、すみません!)

映画のタイトルを決めるときに、随分悩みました。
タイトルになった「フツーの仕事がしたい」という言葉は、
主人公の方が病室でつぶやいた言葉で
これで行こう、と決めていた。
しかし、友人や知人から
「『はにおて』がおかしい。『フツーに』じゃやないの?」とか
「タイトルとしては言葉が弱いと思う」など、沢山の意見をもらい
内心揺れていた。

そんな風に悩んでいる頃、ちょうどこの本を読んだ。
読み進むこと、144ページ。
ネットカフェから応募されたT.Hさん(東京・二十三歳)の文章に、

派遣の仕事ではなく 普通の仕事がしたい

という一文をみつけたとき、言葉がどっと目に飛び込んできて、
体が震えたのを覚えています。

誰が何と言おうと、「フツーの仕事がしたい」でいこうと
この時、決断しました。
「フツーの仕事がしたい」と苦しみ、悩みを抱えている人にこそ
映画をみてもらいたい、と思ったのです。
また、どんな人たちと僕がつながりたいのか
再認識させられました。

そういう意味でも、この本には感謝しています。
繰り返しますが「蟹工船」を手にした方、
こちらの本もオススメします。否、必読ですよ!
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