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雨あがる

今月13日に ある事件に巻き込まれた。
面識のほとんどない人に、蹴りを入れられたのだ。

それ以来、精神的にかなり参っている。
傷つけられた体が痛む。
努めて明るく振舞っているが
胃腸の調子もよくない。
酒を飲まないと怖くて眠れない。

今日も、4時頃に目が覚めてしまった。
朝起きても、下痢が止まらない。
なかなか、布団から這い出ることが出来ない。
それでも、11時30分過ぎに
自宅を出る。

バイクで事務所に向かう途中
大雨に遭遇。
仕方がないから、給油がてら
ガソリンスタンドで、コーヒーを飲みながら
雨宿り。

そういえば、コーヒーを飲みながら
ボーッとするのは
久し振りかもしれない。

雨は あがった。

今日は、あの尼崎の事故から1年目。
心引き締め、集会に向かいます。 

MAXコーヒー

昨日、千葉で撮影をしたので
帰りにMAXコーヒーを買う。

MAXcoffee このMAXコーヒーは
 千葉、茨城、栃木でのみ
 販売されている、甘〜い缶コーヒーだ。

 関西出身の僕が
 このコーヒーを知ったのは24歳の頃。
 当時、勤めていた本屋のバイト君に
 「土屋さん、千葉へ行ったらMAXコーヒーですよ」
 と、勧められたのだ。

実際飲んだことがある人は、わかると思うが
罰ゲームに匹敵するような激甘さが、売りだ。

久し振りに、買って飲んでみた。
いい意味で、頑なに「伝統」を守った味。
何年経っても激甘!
「自分で自分に罰ゲーム!」な感じ。

連れ合いへのお土産として
一本持ち帰ってみた。

・・・今朝になっても
机の上にポツンと置かれていた。

がんばれ!負けるな!MAXコーヒー!

四月の雨

桜前線が関西へ 上陸したとか しないとか
となりの坊やが一年生になるんだってねぇ
ああ もう四月になるのか

「一年間」1997年 作詞・作曲 土屋トカチ

今朝、起きてみると雨が降っている。
原付では濡れてしまうし、運転も怖いので、
電車に乗って横浜の事務所へ向かう。

駅へ向かう道すがら、入学式へ向かう
親子とすれ違う。
僕と同世代くらいのお父さんが
スーツを着て、傘をさして歩いてくる。
傘の下には、ジャケットとネクタイ、
そして半ズボンを履いた男の子。
真っ直ぐ前を見て、歩いていた。

四月の雨は、約30年前を思い出させた。

僕が小学校へ入学した日も
雨が降っていた。

学校関連の行事には、ほとんど顔を見せなかった僕の親父。
「入学式へは必ず行く」と、何故かこの日は
親父が付き添ってくれた。
僕は終始、緊張しっぱなしだったのと、
ジャケットやネクタイが窮屈だなぁと思ったことを
よく覚えている。

それから、中学、高校、大学と
僕は進学したのだけれども、
いわゆる「入学式」へ、親父がやってきたのは
この日が最初で最後だった。

親父の思い出は、はっきり言って
ロクな思い出がない。

弟が家具を壊したのを
「お前の監督不行き届きだ」と、ぶん殴られたり、
「つまらん番組だ」と親父が言うので、
TVのチャンネルを変えたら、すごく怒られたり、
雪の降る夜、何かの理由で しかられて
「反省しろ」と、パンツ一丁で外に出されたり・・・。

「いつか復讐してやろう」なんて、子ども心に思っていたら
僕が10歳・小学校5年生の夏休みに、渓流釣りに出かけた山中で
鉄砲水に流され、あっけなく死んでしまった。
親父は33歳だった。

今日の雨は
約30年前のことを
もう一度思い出すために降ったのかなぁ。

電車の中で、マーガレットズロースの「きみが来るまえに」を
MP3で聴いた。思わず泣いてしまった。

僕の親父も、平井くんみたいに
子どものことを思っていてくれたのかなぁ。
きっとそうだったならいいな、と思った。
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