スポンサーサイト

  • 2017.03.10 Friday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    マンガ蟹工船

    • 2007.03.03 Saturday
    • 17:11
    評価:
    小林 多喜二,藤生 ゴオ,白樺文学館多喜二ライブラリー
    東銀座出版社
    ¥ 600
    雑誌の広告で、小林多喜二の「蟹工船」が
    マンガになっていることを知った。
    「30分で読める・・・大学生のための」と
    見出しが付いていたので、
    30代の僕には、ちょっと抵抗感があったが
    600円という手頃な価格もあり
    先日、入手した。
    そして一気に読んだ。
    繰り返し読んだ。

    プロレタリア文学の名作と言われてる「蟹工船」。
    僕は大学生の頃に、読んだ記憶がある。
    でも、当時の僕には
    正直、ほとんど読みこなせなかった。
    印象は薄いままだった。
    舞台となる「蟹工船」自体、どのような船なのか
    想像してもよく判らなかったし
    労働者が虐げられたり、警察に弾圧されたりするのは
    「昔の話だろう」なんて思っていた。

    ただ、現在は違う。
    非正規職の不安定な労働者が貧困に苦しみ(僕もその一人デス!)
    権力による弾圧が、まかり通っている。
    かつては昔話だった「蟹工船」が
    現在進行中の話になってしまったのだ。
    強烈なリアリティを読むたびに感じる。

    「蟹工船」という舞台が、どこかの偽装請負の労働現場や
    労働組合すら存在しない職場に、すりかわってしまっただけだ。
    今、読まれるべき物語になってしまった「蟹工船」。
    脚光を浴びることが、良いのか悪いのか
    複雑な思いも残った。

    マンガの中では、
    この小説を書いて権力に虐殺された
    著者・小林多喜二の遺体を囲む仲間や身内も登場する。
    メッセージが色濃く出ていて、心震えた。

    堂々と虐殺されないうちに、
    やるべきことは沢山あるような気がした。

    スポンサーサイト

    • 2017.03.10 Friday
    • 17:11
    • 0
      • -
      • -
      • -
      コメント
      感想文なのにとても感激して読みました。多くの若者にマンガから知ってもらいたいですね。
      • つかだ
      • 2008/05/31 9:40 AM
      >つかだ様
      コメントありがとうございます。
      入り口がマンガというのは、とても可能性を感じます。
      私も映像を作っていますので、入り口になっていただけるよう努力しているところです。
      コメントする








          
      この記事のトラックバックURL
      トラックバック
       またまた「マンガ蟹工船」について書いたブログの紹介がありました。「マンガ蟹工船」から現在を再認識したり、原作を読んだりと多喜二がじわじわと広がっています。  「blog白浜台映像事務所」のブログに、「『蟹工船』という舞台が、どこかの偽装請負の労働現場や
      • 未来の小林多喜二
      • 2007/03/08 5:46 AM
      「マンガ蟹工船」を読まれた感想がアップされています。 ↓白浜台映像研究所↓ http://tokachi.jugem.jp/?eid=115 〔引用〕 非正規職の不安定な労働者が貧困に苦しみ(僕もその一人デス!) 権力による弾圧が、まかり通っている。 かつては昔話だった「蟹工船
      • Prof. Shima's Life and Opinion
      • 2007/03/08 9:10 AM
      プロレタリア文学プロレタリア文学とは、日本文学では、大正時代末期から昭和時代初期にかけて、個人主義的な文学を否定し、社会主義、共産主義的思想と結びついた文学である。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article-
      • 『小説なんでも大事典』
      • 2007/03/11 12:41 PM

      PR

      calendar

      S M T W T F S
            1
      2345678
      9101112131415
      16171819202122
      23242526272829
      30      
      << April 2017 >>

      selected entries

      categories

      archives

      recent comment

      recent trackback

      recommend

      経年劣化 3分間ビデオ集2002~2012 [DVD]
      経年劣化 3分間ビデオ集2002~2012 [DVD] (JUGEMレビュー »)

      3分間のビデオ映像で構成されたアルバム、登場!土屋トカチ監督が10年の間に自身で撮りためた3分間ビデオより、9本を選び1本につないだ短編映画。
      シンガーソングライターになれなかった人の、入魂!3分間ビデオの世界。

      recommend

      DVDBOOK フツーの仕事がしたい
      DVDBOOK フツーの仕事がしたい (JUGEMレビュー »)
      土屋 トカチ 監督
      2012年1月10日、DVDブック発売!本編70分+特典映像43分、ブックレット付。

      recommend

      タケオ DVD: ダウン症ドラマーの物語 (<DVD>)
      タケオ DVD: ダウン症ドラマーの物語 () (JUGEMレビュー »)
      常田 高志,新倉 壮朗
      ローポジション、常田高志初監督作品。

      recommend

      いぬとねことにんげんと  ダイジェスト版 映画「犬と猫と人間と」 [DVD]
      いぬとねことにんげんと ダイジェスト版 映画「犬と猫と人間と」 [DVD] (JUGEMレビュー »)

      2011年8月27日発売です。本編を教材用に再編集したものです。私は撮影スタッフとして参加しました。封入ブックレットも充実です。

      recommend

      映画は自転車にのって―チャップリンからマイケル・ムーアまで
      映画は自転車にのって―チャップリンからマイケル・ムーアまで (JUGEMレビュー »)
      木下 昌明
      映画批評家、木下昌明の最新刊。私の映画「フツーの仕事がしたい」も批評されています。

      recommend

      犬と猫と人間と
      犬と猫と人間と (JUGEMレビュー »)
      飯田基晴
      飯田基晴初単行本。私も撮影で参加した作品。映画「犬と猫と人間と」をご覧頂いた方は、必読デス!

      recommend

      犬と猫と人間と [DVD]
      犬と猫と人間と [DVD] (JUGEMレビュー »)

      2010年6月26日発売です。撮影スタッフとして参加しました。封入ブックレットに私のコメントも掲載される予定です。

      recommend

      文化のないたたかいなんてありえない!レイバーネット
      文化のないたたかいなんてありえない!レイバーネット (JUGEMレビュー »)
      木下昌明・伊藤彰信・河添誠・土屋トカチほか
      映画「フツーの仕事がしたい」制作裏話も収録。読むべし!

      recommend

      マーガレットズロースのロックンロール
      マーガレットズロースのロックンロール (JUGEMレビュー »)
      マーガレットズロース
      00年代、日本ロック界の至宝・マーガレットズロース。激烈ミニアルバム。本当に伝えたいことを形にしようとすると、豚のジャケになるのは必須なのか!

      recommend

      No Boys,No Cry Original Sound Track
      No Boys,No Cry Original Sound Track (JUGEMレビュー »)
      砂原良徳,iLL
      何年振り?よく覚えていない。
      砂原良徳の新譜。同名タイトルの映画サントラ。穏やかで刺激的な音楽。現在、脳内ヘヴィーローテーション中。

      recommend

      アシュラ (上)
      アシュラ (上) (JUGEMレビュー »)
      ジョージ秋山
      ついに復刻!下巻とセットで読んでください。大金があれば映画化してみたい筆頭作品。「銭ゲバ」も文庫で出たよ。廃刊になる前に読もう。近日中に読切版最終回が復刊予定!

      recommend

      映画がたたかうとき―壊れゆく“現代”を見すえて
      映画がたたかうとき―壊れゆく“現代”を見すえて (JUGEMレビュー »)
      木下 昌明
      働く者の目線で語ることを譲らない映画批評家。現時点での最新刊。
      木下さんの新刊が出せるように、買って読んでください。

      recommend

      ネオンホール
      ネオンホール (JUGEMレビュー »)
      マーガレットズロース
      ずっとずっと
      そばにいて聴いていたくなる。そんな音楽。私がDVD監督やってます。

      recommend

      links

      profile

      search this site.

      others

      mobile

      qrcode

      powered

      無料ブログ作成サービス JUGEM